伊邪那岐大神のしるし


随分とご無沙汰してしまいました。
前に何を書いていたのでしょう。

そうです、アヒルクサ文字の作品に
取り組んで参ります!
と宣言したところだったんですね。

実は古神道の学びを始めました。
そして言霊学に出会い、
言霊学の講義を受けることになるんです。

ある日の講義の中で古事記に記されている
伊邪那岐伊邪那美の黄泉の 国での
お話がありました。

多分ほとんどの日本人は聞いたことのある
古事記でも最も有名なくだりです。

その本当の意味することは意図的に隠されて
表に出ることは今日までありませんでした。

言霊学のお話は軽々に語るものではないので
詳しくは控えますが

伊邪那岐神が黄泉で受けた穢れを
川に入って清められますね

その時に沢山の神々が生まれ 
最後に三貴神である
天照大神月読命須佐之男命が生まれるのですね。

古事記の中で、禊祓いを済ませた伊邪那岐神
伊邪那岐大神と記されるようになります。

言霊学の講義で伊邪那岐大神は
伊邪那岐神伊邪那美神を統合された姿である

それは究極の二項対立の生と死を統合し
東洋文明と西洋文明とを統合した姿であると言われました

西洋の学問、医学も経済、政治も
これほど行き詰まって先が見えない現代

東洋と西洋を統合する、
善悪全ての二項対立を乗り越えて
新しい文明の形が求められている

などと分からないながらも感じていた私は
伊邪那岐大神にそれを見た気がしたんですね。
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アヒルクサ文字の伊邪那岐神の「イ」と伊邪那美神の「ヰ」を
統合して伊邪那岐大神の文字を作ってみたい、
などとまぁ〜畏れ多いことを考えてしまったのです。

そしてアヒルクサ文字の「イ」と「ヰ」を組み合わせるべく、
日も夜も考えていたある時
二つの文字がピッタリと合わさる
角度を見つけたのです。

それぞれの文字が持つ特徴を損ねることなく
一つの文字に合わさった時に
絶妙なバランスになる形がそこにありました。

伊邪那岐大神の印が生まれた瞬間です。

文字が生まれる時、
もしかしたら、こんな何かを現したいという
情熱と喜びがあったのかもしれないなぁ〜
と、つらつらに考えています。